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ブログの引用や参考がSEOスパム扱いされないためのblockquoteタグとqタグ、citeタグの使い方

blockquoteタグとqタグとciteタグ

ホームページ/ブログを運用している人の多くが、記事内で他の人が書いた文章やURLを「引用/参考」として用いているかと思います。

「引用/参考」は自分の記事を裏付けるのに役立ち、また外部からリンクを紐付けることで内部コンテンツに対するGoogle評価も良くなります。

しかし、Googleのお作法通りに引用をしないと、せっかくの内部コンテンツを高めるための「引用/参考」が検索エンジンからスパム扱いされてしまいます。

ここでは、SEOスパムとして判断されないために、「引用/参考」の適切な示し方についてまとめます。

 

SEOスパムとは

SEOスパムは、検索結果での上位表示を狙うために不正なSEO対策をする行為のことを指します。検索エンジンを欺くような不正な行為を行うと、ペナルティとして検索順位を下げられます。

通常、SEOスパムにあたる行為は故意に行うことが多く、普通にホームページやブログを運営していれば、引っかかることはないかと思います。

しかしながら、今回紹介する「引用/参考」についてはその限りではありません。良かれと思って引用や参考URLなどを記載したにも関わらず、間違った示し方をしたために、結果的にGoogleにより評価が下げられる場合があります。

 

「引用/参考」を示す際のお作法とは?

お作法なので、以下の通りにすれば大丈夫です。

WordPressの「投稿の編集」画面をビジュアルモードからテキストモードに変更して、引用したい文章やURLをblockquoteタグやqタグ、citeタグで括るだけです。

では見ていきましょう。

 

blockquoteタグとciteタグ

<blockquote cite="URL">
引用文
<cite><a href=”URL”>title</a></cite>より引用
</blockquote>

※引用文をpタグで括るのが正しいと書いているサイトもありますが、最近出たSEOの本を見ると「pタグで括る」という表記はありませんでした(実際、pタグで書いても、自動で消えてました)。

※最初の行において引用元が書籍の場合は、URLではなく、書籍のISBNコードを記述します。

次に例を示します。

「Googleウェブマスター向け公式ブログ」より箇条書きの文章を引用する場合

<blockquote cite="https://webmaster-ja.googleblog.com/2012/09/more-guidance-on-building-high-quality.html">
ページの細部まで十分な配慮と注意が払われているか?
<cite><a href="https://webmaster-ja.googleblog.com/2012/09/more-guidance-on-building-high-quality.html">Googleウェブマスター向け公式ブログ</a></cite>より引用
</blockquote>

「引用文」と「URL」、「title」を入れるだけです。

「投稿の編集」画面をテキストモードからビジュアルモードに戻すと以下のように表示されています。

ページの細部まで十分な配慮と注意が払われているか?

Googleウェブマスター向け公式ブログより引用

 

qタグ

qタグは語句単位での引用を示したい場合に使用します。

以下の例文において、「不正なSEO対策によるペナルティ」を引用箇所とする場合

例文:不正なSEO対策によるペナルティがあることをGoogleは明示した。

<q cite="https://webmaster-ja.googleblog.com/2012/09/more-guidance-on-building-high-quality.html">不正なSEO対策によるペナルティ</q>があることをGoogleは明示した。

「投稿の編集」画面をテキストモードからビジュアルモードに戻すと以下のように表示されています。

不正なSEO対策によるペナルティがあることをGoogleは明示した。

※blockquoteタグでは文章全体が引用されていることが示されましたが、qタグは文章の一部のみで、引用箇所が自動的に上記のように「」で括られます。

※語句単位で引用するqタグで、URLを属性にしている例は見受けられなかったのですが、blockquoteタグと同様にしていた方が良いかと思います。少なくとも悪い評価にはならないはずです。

 

SEOへの影響

Googleは、2011年2月に導入したパンダアップデートにより順位評価基準を大幅に改定しています。コピーコンテンツもその評価の対象で、コピーかどうかは機械的に処理されてしまいます。

親切心や記事を裏付けるために引用を加えたけれど、引用タグ(blockquoteタグやqタグ、citeタグ)を使用してなければ、検索エンジンからコピーコンテンツと見なされ、ネガティブ評価を受けることに。また、コンテンツの質においても、コピーコンテンツばかりでオリジナリティがないと評価されます。

しっかり引用タグを使い、検索エンジンに「引用である」ことを認識させ、ネガティブ評価を避けることがSEO的にも重要になります。

 

まとめ

コピーコンテンツは検索エンジンからSEOスパムとして認識されます。

「引用/参考」を示す際に、引用タグを使用すれば検索エンジンは文章が「コピー」ではなく、「引用である」ことを認識してくれます。また、「引用である」ことが認識されれば、その部分は記事として認識されませんので、相対的に記事のオリジナリティが高まります。

是非、引用タグを使用してコンテンツの質を高めていきましょう。

それでは、ここまで読んでいただきありがとうございました。

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