「ドメイン」はホームページやサイトを運営していく上で、すごく大切なものになります。よく、インターネット上における住所と言われたりしてますね。
一般的にドメインは、WordPressを立ち上げる際に取得します。同時にサーバーとも契約する必要がありますし、その後にWordPressの立ち上げ作業があるので、ドメインについての知識は「住所」というところで止まっている方も多いと思います。
住所であるドメインは、URLの主要な部分を構成します。また、URLは記事作成時に与えられるパーマリンクによっても構成されます。
このようなURLを構成するドメインやパーマリンクは、単なる住所という側面だけでなく、実は、「SEO対策/集客」とも関係しています。
今回は、URLがどのように「SEO対策/集客」と関係しているのかをまとめたいと思います。
ドメインとは
ドメインは、ホームページ/ブログの住所にあたります。
URLを構成する主要部分にあたります。ではドメインネームの構造を見てみましょう。
ドメインネームの構造
ドメインネームは上記のように分類されます。このようなドメインから構成されるURLが、どのように検索エンジンと関係しているのかについて見ていきましょう。
URLが検索順位に及ぼす影響
結論から言うと、URLは検索順位にあまり影響しません。
このことは、GoogleのJohn Muller氏も以下のように述べています。
「URLにキーワードを入れることは検索順位にとってとても小さな要素」
Webサイトに関連するキーワードをURLに入れることは検索エンジンとユーザーに対して、ページ内容の理解をサポートすることになるため、John Muller氏が「とても小さな要素」と言ったのは、驚きですね。
URLが検索エンジンに及ぼす影響はどの程度なのか
新しい「検索エンジン最適化(SEO)スターターガイド」では、以下の文章が削除されています。
「コンテンツのカテゴリや、ファイル名に説明的な名前を利用することは、検索エンジンがそれらのドキュメントをクロールしやすくなることにもつながる」
この文章は削除されていますが、「URLと検索エンジンとの関係性」がなくなったとは示されていません。
従って、現在はURL名が検索エンジンに及ぼす影響は小さいかもしれませんが、依然としてユーザーと検索エンジンにとっての有益性は残っていると考えられます。
【参考】
また、以下の記事を読むとGoogleのアルゴリズムがより記事のコンテンツの質に重きを置くようになっているのがわかります。
-
GoogleのPage Quality評価を理解し、コンテンツの質を高めてSEO対策をしよう
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Googleのアルゴリズムがコンテンツの質を重要視するようになった結果、検索順位に大きい影響を与えていた「URL名と検索エンジンとの関係性」が弱くなったかもしれません。
しかしながら、URLにキーワードを入れることはユーザーと検索エンジンにとっての有益であり、それはGoogle評価の1つ「Needs Met 評価」に影響するので、SEO対策につながります。
Needs Met 評価とは、検索結果がユーザーニーズに応えているかを評価するもの。
※Needs Met 評価についてはまた別の記事でまとめたいと思います。
では、どのようなURLにするべきなのでしょうか。
Needs Met 評価を高めるようなURL
URL内で「SEO/集客」に影響を及ぼすのが、「第3レベルドメイン」(上記のドメイン構造参照)と記事を書いたときに設定できる「パーマリンク」。
「第3レベルドメイン」と「パーマリンク」を作成するときの注意点を以下に書きます。
- サイトや記事内容と関連するキーワードを含める。
- できるだけ短くする
- 複数の単語の組み合わせはハイフンで区切る
例えば、上記のことに注意を払うとURLは以下のようになります。
http://www.burogu.com/wordpress/third-level-domain
このURLから想像されるのは
- ブログに関するウェブサイトである。
- 記事は「wordpress」にカテゴライズされている。
- 記事内容は第3レベルドメインのことが書かれている。
このようなURLだと見ただけで記事の内容を推測することができますね。またURLは短い方が見た目も良いし、見た人に安心感を与えます。SNSでのシェアやクリックを高めることにもつながりますので、URLの長さにも気を付けると良いかと思います。
Googleによると、URLの長さは2,000文字以内であれば問題ないとのこと。
さらに、複数の単語はハイフン(-)を使用します。
上記の例を使うと、Googleは「thirdleveldomain」を1単語として処理します。これではGoogle側に間違った情報を与えることになりますので、ハイフンを使って「third-level-domain」とし、正確な情報を拾ってもらえるようにしましょう。
また、アンダースコア( _ )はセパレーターとして認識されません。アンダースコアではなく、ハイフンを使用することをお勧めします。このことはGoogleのガイドラインでも推奨されています。
Googleのガイドライン
まとめ
新しい「検索エンジン最適化(SEO)スターターガイド」では、URLと検索エンジンとの関係に関する文章が削除されていますが、それらの関係性がなくなったわけではありません。GoogleのJohn Muller氏も「URLにキーワードを入れることは検索順位にとってとても小さな要素」と述べています。
また、URLにサイトや記事のキーワードを入れることは、検索エンジンやユーザーにとって有益であり、結果としてGoogle評価の1つであるNeeds Met 評価を高めます。
さらに、サイトや記事を表したURLが端的であれば、ユーザーにも覚えてもらいやすく、集客も高まります。
従って、URLは「検索順位にとってはとても小さな要素」かもしれませんが、その効果は非常に大きいと言えます。
それでは、ここまで読んでいただきありがとうございました。