Webサイトを上手に運営していくためには、SEO対策は必須です。SEO対策を各自で行うためにはそれなりに勉強して適切な知識を得る必要があります。SEO対策は無料で行うことができますし、うまくWebサイトに反映すれば検索順位も上位になる可能性があります。
SEO対策とはどこに向けて行う対策かというと、ずばりGoogleです。Googleのアルゴリズムに対し対策を施すことをSEO対策と言います。
ここでは、Googleに焦点を当てる理由や、Googleが求めるSEO対策についてまとめます。
Googleに焦点を当て、SEO対策を行う理由
有名な検索エンジンは、GoogleとYahoo!、Bingなどがあります。昔は、それぞれの検索エンジンで独自のアルゴリズムが適用されていました。
しかし、Yahoo!がGoogleの検索エンジンを採用したことから、日本の約95%の検索がGoogleの検索エンジンにより動くようになっています。
- 国内の検索エンジンシェア率ーデスクトップー
- 国内の検索エンジンシェア率ーモバイルー
StatCounterより引用
GoogleとYahoo!のシェア率は、デスクトップでそれぞれ77.68%と17.07%(合計94.75%)、モバイルで73.57%と25.54%(合計99.11%)となっています。その他の検索エンジンとして、bingやBaidu、MSN、DuckFuckGo、Naverがありますが、ほとんどが1%を下回っています(2019年4月現在)。
従って、95%以上ものシェアを占めるGoogleの検索エンジンを対象に、SEO対策を施せば良いということになります。
では、SEO対策を行い、Googleに上位表示してもうらためにどうすれば良いのでしょうか。まずは、Google検索エンジンのシステムについて見てみましょう。
Google検索エンジンのシステム
Google検索エンジンのシステムは、以下のようになっています。
クロールによる情報の取得
Googleの検索エンジンは、クローラー(ソフトウェア;Googlebot)により公開されているサイトや記事の情報を取得しています。またリンクを辿り新たなページを発見する仕組になっています。
取得した情報のインデックス
Googlebotにより取得されたデータは、データベースに保存(登録)されます。この処理をインデックスと言います。この際、ページ内のキーワード、キーワード数、スパム要素、コンテンツの質、公開経過時間などさまざまな情報が追加保存されます。これらの情報がGoogleのアルゴリズムに利用されています。
※Googleアルゴリズムの評価項目は200以上もあると言われ、ほとんどが公開されていません。
検索ニーズに合致したページを示す
ユーザーが入力した検索キーワードに対して、インデックスに保存されているデータから関連性の高い、つまり最適なページが示されます。最適なページかどうかは、Googleのアルゴリズムにより判断されます。
Googleが最も重要視しているのが「ユーザーにとって有益な記事をしっかり提供できているか」という点です。
ユーザーを最優先する
Gogleはいつでも、有益で関連性の高い情報をユーザーに提供することを目指しています。
Googleより引用
Googleが求めているSEO
Googleの共同開発者であるLarry Page氏は、検索エンジンについて以下のように述べています。
「完璧な検索エンジンとは、ユーザーの意図を正確に把握し、ユーザーのニーズに一致するものを返すエンジンである」
Googleより引用
では、SEO対策を考える上で、具体的にどのような施策を取ればよいのかについて、以下に示します。
マーケティング
自分の記事が、誰をターゲットにしているのか考えます。例えば、性別や年齢など。それに対しどの程度のニーズがあるのかを検討します。
つまり、記事を提供する相手について具体的なユーザー像を抽出し、より記事とユーザーニーズがマッチングするようにします。
記事とユーザーニーズのマッチングに関する詳細は以下の記事にもまとめていますので、お時間があるときにご覧いただければ幸いです。
-
-
Googleを味方につけたSEO対策により、検索上位を獲得する記事作成をしよう
Googleのコンテンツ評価の指標の1つに「Needs Met 評価」があります。Needs Met 評価は、検索結果がユーザーニーズに応えているかを評価するものです。 SEO対策をする上で「Need ...
続きを見る
コンテンツの質
マーケティングで具体的なユーザー像を抽出したら、その相手が満足するような記事を書きます。できれば、さまざまな情報を網羅的に示す方が良いでしょう。
コンテンツの質について理解を深めたい方は、以下の記事もご覧になることをおすすめします。
-
-
GoogleのPage Quality評価を理解し、コンテンツの質を高めてSEO対策をしよう
SEO対策をする上で、よく「コンテンツの質」が重要と言われます。しかしながら、「コンテンツの質」を高めるための具体的な対策はおろか、Googleが何を求めているのかについて知っている人は少ないのではな ...
続きを見る
Google評価
HTMLタグの記述方法や、サイトがわかりやすい構造になっているかなど技術面も重要です。サイト評価において、Google検索エンジンは機械的に処理しています。そのため検索エンジンがちゃんと評価できるようなサイト作りが必要になります。
SEO評価を向上させるためには、これらの3つの施策をしっかり行う必要があります。
Googe評価の7つのポイント
SEO評価を向上させるために以下のポイントも押さえる必要があります。
- 「title」と「meta description」の文字数はそれぞれ31文字と110文字以内を目安に作成する。
- XMLサイトマップを作成する。
- サイトの構造化を行う。
- モバイルフレンドリー(スマートフォン対応)にする。
- 表示速度を速くする。
- コンテンツの質を高める
- 外部サイトから被リンクを受ける
最後の「外部サイトから被リンクを受ける」というのは、コンテンツの質を高めれば自然に引用され、増えていくはずです。
まとめ
今回は、SEO対策の基本的な部分についてまとめました。SEOは難しい知識が必要というわけではありません。最も重要なのは、ユーザーのために有益な記事を書くということです。また、Googleの検索エンジンに評価されるために、サイトマップの作成やサイトの構造化、スマホ対応、外部サイトからの被リンクを多く受けれるようにコンテンツの質を高めることを行う必要があります。
いろいろ考えることはあるかと思いますが、これらの基本的なことをしっかり押さえることがSEO対策にとって必要です。
それでは、ここまで読んでいただきありがとうございました。